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「PDCAサイクルは古い!?」

こんにちは!東環の倍賞です。
現在私は、水処理施設を改善するための仕事を主に行っています。
今のままでも処理は十分に進んでいますが、この先を見越し、
長く安心して処理ができる施設づくりを目指して日々仕事を進めています。
具体的には、定期的なメンテナンス計画、分析項目の見直し、設備の改善などです。

このように業務の改善を行う際、一般的に使用されるのが
PDCAサイクルと呼ばれる手法かと思います。
これは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の
頭文字をとったもので、目標に向けた計画を立て、実行し、それを評価し、
改善してまた計画を立て直し、実行し……を繰り返すものです。

ですが、今はこれが職場に合わないこともあり「古い!」なんて
言われたりしているそうです。
なぜかというと、計画に時間がかかり過ぎて、実際改善されるまでに
スピード感がないためです。じっくり進めていく改善にはいいかもしれませんが、
スピードが必要な場合には不向きなんだとか。
そこで、今は別な手法も数多くあるそうです。例を紹介します。

まずは、Observe(観察)、Orient(状況判断、方針決定)、Decide(意思決定)、
Action(行動)からなるOODAループ。
ネット記事をいくつか読むと「今はOODAループの時代!」なんてものが
多く出てきました。特に意識して業務を行っていたわけではありませんが、
現在の水処理はこのOODAループに沿って業務が進んでいるように思います。
これは改善策を実行するまでの早さがメリットとなる手法だそうで、
なるほどこの職場にはあっているなと思いながら記事を読みました。

逆に事前準備に時間をかけるのが、
See(見る)、Think(考える)、Plan(計画する)、Do(実行する)からなる
STPDです。これは準備をじっくり行うことでリスク回避に長けているのが特徴です。
長期的な改善を行う際などには非常に有効かと思います。

今は他にも業務改善に関する様々な手法があるようですが、
共通しているのは「目標を明確に持つこと」です。
今後、どういう水処理にしていきたいのか、
そのためにはどうしたらいいのか、
大きい目標小さい目標を考えながら、
その時々に合った手法を選んで使っていけたらいいなと思っています。


               処理センター・水処理 倍賞

| blog | 09:12 AM | comments (x) | trackback (x) |

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