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「水処理の状態は良好!」

こんにちは!
テクニカルセンターの佐藤です。

今日は、水処理施設内で観察できる微生物の話をしようかと思います。

以前ブログにも書きましたが、
テクニカルセンターの主な仕事である水処理は、
微生物の力を借りて行っています。
そこで、微生物がちゃんと目的の働きをしてくれているか、
処理槽内には目的に沿った微生物が生息しているかをチェックするため、
今年5月に導入した光学顕微鏡で、定期的に観察を行っています。
と言っても、水を処理してくれる微生物は小さすぎて、
顕微鏡を使っても直接観察することは困難なので、
その微生物を食べて生活する、
もう少し大きな微生物(原生動物と言います)を観察することになります。

東環の水処理施設で最もよく観察される微生物は
アスピディカ(和名:メンガタミズケムシ)で、
細胞は小型で扁平な卵型をしており、
腹部にある大きな棘のような毛を足のように使って
活性汚泥の周りをとことこと歩き回っています。
また、小中学校の理科の授業などでも登場する、
和名ツリガネムシ
(正式名:ボルティケラ/エピティリス)も観察することが出来ます。
ツリガネムシは、その名の通り釣り鐘のような形をした生物で、
草花の茎のような部分を伸縮させて運動します。
アスピディカ、ツリガネムシ共に、
水処理が良好ある証拠として観察される微生物なので、
東環の水処理は現在良好に進んでいる証拠となっております!!

今後も定期的に微生物の確認を行いながら、
観察された微生物の種類と、
その微生物が生息している際の水質なども把握し、
水質管理を強化していきたいと思います。


                    テクニカルセンター 佐藤

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