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「災害ボランティア」

こんにちは、あるいはこんばんは。
処理センターの本間です。

まずは7月15日に発生した大雨で各地に被害が出ております。
被害のあった地域の皆様、こころよりお見舞い申し上げます。

今回の大雨は、自分が住む秋田市にも大きな爪痕を残しました。
特に秋田市内の太平川の氾濫により、秋田駅東側の明田地下道付近は
今までに見たことの無い冠水状況でした。

自分が練習している弓道場は明田地下道から約100mの距離にあります。
大雨当日の15日(土)に様子を見に行くと、弓道場の手前約500mから
道路が冠水しており、これ以上近寄ることができずに当日は確認を諦めました。

翌日16(日)に向かうと水は引いているものの、
弓道場は床上浸水15㎝の被害状況でした。
また、近くに住む弓道の先輩宅は床上60㎝の被害状況でした。
16(日)・17(月祝)は災害復旧のお手伝い(共助)をさせてもらったので
その状況を書き記します。

被災当日。
電化製品や小物などの移動可能なものは、
できるだけ高い位置へ移動されていました(自助)。
しかし、移動できないタンス・畳・エアコン室外機などは結果的に全滅でした。

翌日も少し雨は降っていましたが、復旧手伝いとして向かいました。
全ての窓を開け、泥水に浸った窓サッシやフスマを全て取り外して水洗いしました。
その際、窓サッシを斜めに持つと内部から泥が溢れてきたのには驚きました。

次にタンスです。
木製のタンスは水を吸うことで木が膨張して開かない状態でした。
そのためタンス中の衣服含めて4棹を廃棄しました。
一番苦労したのが畳(藁製)です。
床上浸水のため水没していて、通常10㎏程の畳が50㎏以上となり
男性二人でやっと持てる程の重さとなっていました。
それも30枚以上廃棄しました。

ここで有り難かったのが秋田市の対応(公助)です。
廃品の回収対応が素早く丁寧で、タンスや畳を家の前からすぐに
回収車に乗せてもらえました。また、近くの公園に臨時の廃棄場所を
開設していただけたのも大変助かりました。

最後は畳下・床の掃除を行いました。
全体に泥が上がっているため水道ホースで泥を流しました。
泥を流した後に雑巾で水を吸い出し、扇風機やサーキュレーターで乾燥させました。
個人ボランティアとしてできる範囲はここまででした。
その後を予想すると、工務店の施工による床下の掃除・消毒、エアコン他家電製品の
復旧など完全復旧までは遠い道のりになると思います。

災害の少ない秋田に住んでいるため、過去の報道映像で見る災害は
どこか他人事に思えていました。
しかし今回の大雨で、改めて自分事として身近に感じることができました。
「災害は起きるかもしれない」という意識を持ち、少しずつ断捨離を
進めていくよう心がけます。


 被災した弓道場(黄色の線まで浸水しました)



近くの公園での臨時廃棄場所(分別指示も的確でした)

                 処理センター・水処理 本間

| blog | 09:53 AM | comments (x) | trackback (x) |

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