2016,03,24, Thursday
「新しい次元へ」
こんにちは!処理センターの鈴木です。
今回は先輩と一緒に320DLの足回りの修理をおこないました。
バックホーの足回りはキャタピラと呼ばれていますが、キャタピラの前
方にある車輪の形状をしたものをアイドラ、後方にあるギアがついた
歯車状のものをファイナルドライブと言います。
アイドラはキャタピラの張りを調整するところ。
ファイナルは内部にギアやオイルが入っており、動力を伝える駆動部分
です。
先日の始業前点検時に、ファイナルのシール部分からオイル漏れが発見
されたので、分解してシールを取り替える作業をおこなっています。
二枚目の写真にあるように、シールに亀裂や傷みが多く見られました。
また、一枚目の写真から分かるように、分解するには大変な手間が掛か
ります。もちろん、材料費などのコストも掛かるのです。
重機を運転する場合に、どういう場所をどのように操作しているかに
よって、重機は故障してしまうのです。機械は正直ですからね。
もしも、突起物の多い場所や粒子の細かい土などの上を、やみくもに
重機を操作して捻るように走行すれば、ファイナルの隙間からシール部
分にゴミなどが入り込んで、今回のようにシールを傷めてしまう可能性
が高くなります。
今回の故障の原因がそういうことだとは言い切れませんが、普段から
慎重に、そして考えながら操作することで、様々な故障が減らせるの
ではないかと思います。
私自身も重機操作を頻繁におこないますが、今回の修理を通して考えさ
せられることが多くありました。
この経験で感じたこと、考えさせられたことは現場のみんなにしっかり
伝えていきます。
そして、そこまで考えて重機操作が出来るようになれば、仕事の次元が
一つ増えたという事になるのだと思います。
処理センター 鈴木(尚)
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