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「新しい次元へ」




こんにちは!処理センターの鈴木です。
今回は先輩と一緒に320DLの足回りの修理をおこないました。

バックホーの足回りはキャタピラと呼ばれていますが、キャタピラの前
方にある車輪の形状をしたものをアイドラ、後方にあるギアがついた
歯車状のものをファイナルドライブと言います。
アイドラはキャタピラの張りを調整するところ。
ファイナルは内部にギアやオイルが入っており、動力を伝える駆動部分
です。

先日の始業前点検時に、ファイナルのシール部分からオイル漏れが発見
されたので、分解してシールを取り替える作業をおこなっています。

二枚目の写真にあるように、シールに亀裂や傷みが多く見られました。
また、一枚目の写真から分かるように、分解するには大変な手間が掛か
ります。もちろん、材料費などのコストも掛かるのです。


重機を運転する場合に、どういう場所をどのように操作しているかに
よって、重機は故障してしまうのです。機械は正直ですからね。

もしも、突起物の多い場所や粒子の細かい土などの上を、やみくもに
重機を操作して捻るように走行すれば、ファイナルの隙間からシール部
分にゴミなどが入り込んで、今回のようにシールを傷めてしまう可能性
が高くなります。

今回の故障の原因がそういうことだとは言い切れませんが、普段から
慎重に、そして考えながら操作することで、様々な故障が減らせるの
ではないかと思います。

私自身も重機操作を頻繁におこないますが、今回の修理を通して考えさ
せられることが多くありました。
この経験で感じたこと、考えさせられたことは現場のみんなにしっかり
伝えていきます。

そして、そこまで考えて重機操作が出来るようになれば、仕事の次元が
一つ増えたという事になるのだと思います。

                       処理センター 鈴木(尚)

| 今日の東環 | 05:36 PM | comments (x) | trackback (x) |

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