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「秋近し」

こんにちは!エコプラネット富士の石原です。

季節も少しずつ、夏から秋に近づきつつある今日この頃です。
富士吉田は朝晩、空気がヒンヤリとしてきました。

秋は何と言っても紅葉が見たいものです。
昨年の秋、11月3日の「文化の日」は快晴であり、
妻と2人で富士河口湖町にある御坂峠の「天下茶屋」から眺めた、
富士山と紅葉を思い出しました。

天下茶屋と言えば、太宰治の小説「富嶽百景」の舞台となった場所で
句碑もあり、「富士には月見草がよく似合う」の一節で知られております。
この辺りは秋になると、富士山と河口湖周辺の紅葉を御坂峠の眼下から
見下ろすことができ、関東周辺からのバイクツーリング等の観光客で賑わう場所です。

この御坂峠の天下茶屋に、東北の大地主の家に生まれ育った太宰治が
最初は客として2階の部屋に暫く滞在し、小説を書いていたという
茶屋の歴史があります。

太宰はこの茶屋に滞在し、来る日も来る日も毎日富士山と景色を眺め
最初は富士山を嫌っていましたが、だんだんと好きなっていく様子が
小説「富嶽百景」に描かれています。

余談ですが、
その当時天下茶屋の家族が食べていた山梨名物の「ほうとう」を
最初太宰は自分のことを「放蕩」と呼ばれたと勘違いして
気を悪くしたそうです。
その後、天下茶屋のほうとうを太宰は好んで食べたと言われています。

今年も晴天であれば、また「天下茶屋」を訪れて見たいと思います。

                 ㈱セイフコ エコプラネット富士 石原

*別添の写真は、昨年の11月3日に天下茶屋近くのパノラマ台から撮った、
「富士山と紅葉」そして「富士山と河口湖」です。



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