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「正しい知識」

こんにちは、処理センターの板谷です。
いつの間にか12月に入り、朝晩の冷え込みがどんどん厳しく
なってきました。時の流れは早いものですね。
子供のころは雪が降るのが楽しみでしたが、
今では少しでも雪が降らないようにと願ってしまいます。
例年、大雨や大雪、酷暑や暖冬など異常気象を報じたニュースばかり
印象に残っているので、適度な冬になってくれるのを祈るばかりです。

さて、今回はインターネットで少し興味深いニュースがあったので
紹介したいと思います。

ゲノム編集トマト、市場流通へ…GABAを増量
ゲノム編集技術を使って開発されたトマトが、国内初の「ゲノム編集食品」と
なる見通しとなった。厚生労働省の専門家会議が月内に開かれ、初の審議を
経て企業が国に販売・流通を届け出る。   (読売新聞オンライン)

遺伝子組み換え食品の是非は今回論じませんが、
果たしてこれまでの遺伝子組み換え食品とゲノム編集食品の違いを
しっかり理解できる人がどれくらいいるのかと疑問に思いました。
遺伝子組み換え食品にはこれまで
・外部から別の遺伝子を取り込んだ食品
・特定の遺伝子を働かなくさせて食品
がありました。
昨年後者の食品は従来の品種改良と差がないとして
「ゲノム編集食品」という制度が新設されました。
食品という生活の安全性に関わる内容なので、当然安全に配慮する必要があります。
しかし正しく遺伝子組み換え、ゲノム編集の内容を理解している人も
少ないのかなとも感じておりました。

安全の基準、審査は厳格におこなってほしいと思う一方、
これからゲノム編集、遺伝子組み換えは食品のみならず
いろいろな分野で利用される可能性があるものだと思います。
正しい知識がもっと広がって、自分で判断できる内容が
もっともっと広がっていくような社会になればいいなと、
バイオ関連の大学に進んで勉強したものとして願っております。



                           処理センター・水処理 板谷

| blog | 08:52 AM | comments (x) | trackback (x) |

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