2025,08,19, Tuesday
「明けの明星」
こんにちは。
東環の邑上です。
夏季休暇の最中
明けの明星が美しく輝いていました。
長期連休ともなれば昼夜逆転生活になりがちです。
澄んだ大気と空のグラデーションが気持ちよく
明け方は私の行動時間です。
明けの明星といえば「金星」を指しますが、
8月上旬は金星と木星が接近してとても明るく見えるようです。
この景色に出会えたことに感謝です。
早起きは一文の得?
いえ、この日はずっと起きてましたけどね。
明けの明星はキリスト教では堕天使ルシファーのことです。
傲慢や反逆の象徴として描かれることが多いですが、
数多の星々の中で、太陽に引けを取らない輝きを放つ金星を見上げて
昔の人は想像力で物語を作ったのでしょうか。
現代ではゲームや漫画、小説といった媒体ではルシファーが
よく登場して我々に馴染み深いのですが、
日本書紀においても金星の輝きになぞらえて
天津甕星(あまつみかぼし)という神様が登場します。
別名として、香香背男(かがせお)、天村雲命(あめのむらくものみこと)等と
呼ばれることもあり、中津国の平定を拒み
タケミカヅチやフツヌシと敵対をしたとされています。
太陽が昇り、これから世の中を等しく照らそうとする夜明けの空にあって
それを拒むように、同調圧力に屈しないとばかりに光る星をみて
思い馳せた人が日本にも居て今に伝わっていることに感動します。
しばらくは日中残暑が厳しいかと思いますが、
季節は秋に向かってゆきます。
また日々の業務が再開されますが、
気力を充実させ、逞しく励んでゆきたいですね。
処理センター 邑上
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