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「降水量と体感」

こんにちは!水処理の倍賞です。
水処理施設では雨を気にしながら仕事をすることが多くあります。
続く雨なの?
雨量はどのくらい?
それによっていつ頃どのくらいの水を処理しなければいけない?
そんなことを考えたり
晴れている方が効率よくできる仕事と
雨でも問題ない仕事を天気によって振り分けたりします。
最近はアプリを使って簡単に天気予報を確認できるので便利ですよね!

ところで、降水量〇mmといったとき、
それってどの程度の雨なの??と思うことありませんか?
私はあります。
なので調べてみました。

まず、降水量〇mmというのは
その場所に底が真っ平な容器を置いた時に
時間当たり〇mmの高さまで水が溜まりますよ、ということです。

では、体感としては??
1時間あたり降水量
☂1mm:霧雨程度・傘なしでも我慢できる
☂2mm:傘がないとしっかり濡れる
☂3~5mm:道路に水たまりができる
☂10~20mm:気象庁の表現「やや強い雨」・雨が跳ね返り足元が濡れる
        一面に水たまりができる・雨音が大きく話声が聞き取りにくい
☂20~30mm:気象庁の表現「強い雨」・「土砂降り」のイメージ・傘を差しても濡れる
        ワイパーを速くしても前が見にくい
☂30~50mm:気象庁の表現「激しい雨」・「バケツをひっくり返したような雨」のイメージ
        道路が川のようになる
☂50~80mm:気象庁の表現「非常に激しい雨」・「滝のような雨」のイメージ
        傘が役に立たない・一面白っぽくなり視界不良
☂80mm以上:気象庁の表現「猛烈な雨」・恐怖を感じて息苦しさを感じるような雨

どのあたりから危険を感じるでしょうか?
表現としては「激しい雨」からかと思います。
でも、2023年7月の秋田豪雨のとき、秋田市の記録では
1時間当たり最大30mmも降っていません。
あの日は「やや強い雨」または「強い雨」が降り続いたことで
都市の排水機能が追い付かなくなり、河川の氾濫と内水氾濫を起こしました。

これから梅雨や線状降水帯の発生などで雨が多くなります。
天気予報などでは「やや強い雨」といった表現でも、
2年前のあの時のようになるという可能性を考えながら
過ごさなければいけませんね。

写真は、先日動物園で1mm程度の霧雨が降った時
私の傘を無理矢理さしていた我が家の三歳児。
この子が過ごす未来に、少しでもきれいな水と環境を残せるよう
日々仕事に励んでいきます!

                  処理センター・水処理 倍賞

| blog | 06:59 AM | comments (x) | trackback (x) |

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