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「鯨」

年末年始の休日を目一杯使って出掛けたので
週末は家でゆっくり過ごした一月。

家事の合間に、子供の頃よく遊んだ同級生を何度も思い出し
だんだん顔が見たくなり、同じクラスだった小学校一年生の写真を見ると
思い出と少し違い「そういえば学校嫌いだったな」と、
写真の中で少し不満げな表情の友人を眺めていました。

この頃はクジラが好きでした。
その中でもシロナガスクジラが好きだったことを思い出します。
たぶん絵本か図鑑で知り、大きな体と優しい目に興味を持ったと思います。

すぐに鯨について調べると、龍村仁さんの「ガイアの知性」に出会います。
大脳新皮質の大きさと複雑さから鯨、象、人は、
高度に進化した知性をもつ存在で成長過程もほぼ同じであるが
人だけが決定的に違っている部分がある。

人は攻撃的な知性を持ち、鯨や象は受容的な知性を持っている。
自然のもつ無限に多様で複雑な営みを繊細に理解し
それに適応して生きるために高度な知性を使っている。
片面だけの知性を異常に進歩させてしまった人類は、
もう一方の知性の持ち主である鯨や象たちから学ぶことによって進化する必要がある。

子供の頃に知った鯨が今も世界中の海をゆったりと泳いでいると想うと
ずいぶんと遠回りをしてしまったと思いました。
それは自分も自然の一部と感じたからです。
自分の都合で自然の流れを変えることはできませんが
その流れに合わせることで生かされていると思います。
全部繋がっています。


             ㈱セイフコ エコプラネット富士 勝俣

| blog | 09:20 AM | comments (x) | trackback (x) |

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