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広報記事#71 ~冬から春へ~

令和六年があけまして、早いもので春を迎えようとしています。
この冬は全国的に暖冬でした。
弊社のある秋田県秋田市も稀にみる降雪の少ない冬となりました。

雪の無いお正月休みから、二月に入ってからは
弊社処分場に積もった雪も一度は完全に解けてなくなりました。
雪国に住む者としては調子が狂ってしまいますが、
出勤前の除雪、営業開始前の除雪がとても楽だったのは心底嬉しいものです。

この暖冬は各種報道もあり、皆さんもご存じとは思いますが、
エルニーニョ現象の影響ということです。
昨年の厳しい冬はラニーニャ現象の影響でした。
日本列島はエルニーニョ現象が発生すると暖冬になりやすい、ということの様です。
エルニーニョとラニーニャの中間が平常ですので、
近年は毎年報道で今年は○○現象の影響で・・・と聞こえてくると
やはり地球環境の変化により両極端な状況に成り易くなっているのかも
しれませんね。

これらの現象は、太平洋赤道付近の海水温度の分布の違いを表しています。
海水温度の分布が平常時と違うとどうなるか?
気圧配置や雨雲の発生場所が平常時と変わってきます。
その結果が、ゲリラ豪雨や線状降水帯、太平洋側や西日本での豪雪。
世界規模で見ても洪水災害や干ばつによる大規模な山火事、
パナマ運河の水不足による交通規制も影響下と言われています。

自分達の普段の行動が、巡り巡って地球環境にも影響している、
のかも知れません。
地球上に生きる一人として、様々な判断基準行動基準の一つとして
考えてゆきたいですね。
地球環境と人類の経済活動の共存。
筆者の頭ではそのビジョンがどうも見えて来ないのですが、
これからも考え続けてゆきます。

ところでエルニーニョの語源って何ぞや?
語源としては、ペルー北部の漁民がクリスマス頃に現れる暖流のことを
エルニーニョと呼んでおり、スペイン語でEl Niñoと書き
「男の子」「神の子キリスト」を指すそうです。
これがペルー沖の高水温現象を指す言葉になりましたが、
エルニーニョの反対をアンチエルニーニョ(anti-El Niño)と呼ぶと
イエス・キリストを否定する様で語感が悪いことから、
エルニーニョの反対を「女の子」を指すラニーニャと呼ぶようになったそうです。

今年の冬は、田の雪も少なかったことから
平年から見掛ける白鳥とは別に、マガンの姿を多く見掛けました。
一度、田の脇を運転していて一斉に飛び立つマガンの群れを目撃しました。
見える範囲で一千羽くらいは居ましたので、すごかったですよ。
越冬を終えた渡り鳥を見送れば、秋田にも間もなく春がやってきます。


広報担当 邑上

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