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「時代の病」


こんにちは、処理センターの邑上です。

近年、インターネットの普及で便利になった、と
まあよく言われています。
確かに、いま注目のニュースは即座に手持ちの端末で確認できたり、
友人やグループでの情報共有、多人数参加型のネットゲーム、
ふとした疑問はググる、映画や書籍のネット配信にSNSと、
そのサービスの幅はもの凄いことになっていますね。

そして、これら様々なインターネットサービスを利用するための
スマホやパソコン等の各種端末機器類。
これらの進歩は、まさに日進月歩。
あっと言う間に新商品が開発発表販売され
自分の持っている端末があっという間に過去の物になっていく。
新しい物好きな人は楽しみが尽きない反面、お金が掛かりますね。

ただ、自分もたまに考えるのですが、
世界を覆いつくす情報に支配されていないだろうか?と。

人類が誕生したのが約500万年前
現在の脳の大きさになったのが約20万年前
それから人間の性能はさほど変わっていません。
情報量は天井知らずで増え続けているのに、
端末の情報処理能力は上がり続けているのに、
脳の性能は変わっていません。

例えばパソコンのHDD等記憶装置に動画やアプリを目一杯詰め込めば
動作は重くイライラします。
軽くするには?
余計なデータを削除して常駐プログラムを減らしてスマートな状態にしてやりますよね。

人間の脳もそれが必要かと思います。
ただでさえ、性能は大昔のままなのですから大切です。
人間には知識欲がありますから、情報というのは面白いものです。
ですが、自分に必要のない情報まで詰め込んでいくとすぐにパンクします。
生き物なので、明確にフリーズしたり破損したりはしませんが、
脳は疲れてゆき、処理能力は落ちて、徐々に身体に変調をきたしたり
心の病にもなってしまいます。

現代の情報が溢れた世界、物が溢れた世界を健康に生きていくために
本当に自分に必要な物だけを手元に残すこと。
心身ともに身軽な状態をつくること。
新しい物にばかり目を向けず、今使っている物に感謝をして大切にすること。
脳に負担を掛け過ぎず、ちゃんと休ませること。

自分も全然出来ていないので、そうなりたいなと思う事を書き連ねてみました。
今後は人工知能ももっと進化して、人間の弱い部分を肩代わりしてくれるのでしょうか。
ただ、情報に新しい技術に支配されることの無い様に
健康的に人間らしさを持ち続けてゆきたいものです。

                     処理センター 邑上

| blog | 09:42 AM | comments (x) | trackback (x) |

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