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「夏を迎えて」

今年は暑い夏になりそうです。
海水浴に出掛ける方もいらっしゃると思いますが、何処の
海水浴場に行くのが良いかの判断材料を挙げさせて頂きます。
毎年、各都道府県は水浴場に於いて海開きを行う前に
水質調査を行っています。
秋田県水浴場水質で検索して頂けると
県のホームページのリンクにたどり着きます。
そちらを拝見すると宮沢海水浴場が綺麗なので久しぶりに
行ってみようかと考えています。
(社会人になってから県外に長くいたため行く機会がなかったので)

検査項目の中にCODというのが有りますが
弊社でも日々の水質検査で行っていますので、概要を記載します。
簡単に申し上げると水中の有機物の量を測定しています。
具体的には試料に硫酸(1+2)を加え硫酸酸性化とし
塩化物イオンの妨害を抑制するため硝酸銀(AgNO3)を加えます。
次いで試料水中の還元物質(有機物などの汚れ)を
一定量の過マンガン酸カリウム(KMnO4)を加えて
沸騰水浴中で30分加熱し酸化し、
酸化に使われなかった余剰分の過マンガン酸カリウム(KMnO4)を
一定量のしゅう酸ナトリウム(Na2C2O4)で分解します。
その後、余剰分のしゅう酸ナトリウム(Na2C2O4)を
過マンガン酸カリウム(KMnO4)で滴定し、
計算によって試料水中に含まれる還元性物質と反応した
過マンガン酸カリウム(KMnO4)の量を求め、酸素量に換算します。

どの検査もそうですが試験方法を守らないと正しい数値がでませんが
CODという検査は加熱温度や時間が低かったり短かったりしますと
実際よりも低い数値が出るため日々注意しながら行っております。

                    テクニカルセンター 鎌田 豊

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