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「検証実験」

水処理施設内処理過程において配管、ポンプ等にスケールが付着する現象が起きています。
原因は水中に含まれているカルシウムイオンが
炭酸カルシウムとなって析出してしまうからです。

対策方法としてポリ鉄という凝集沈殿剤を新たに添加して
カルシウムイオンを捕捉し、濃度を減少させて析出しにくくなるようにしようと考えています。

こちらの方法が駄目だった場合には、酸性薬品を加えてphを酸性側に傾けることによって
炭酸水素カルシウム(水溶性なので析出はしなくなる)になります。

どちらも思い通りの結果が得られるか判りませんが、
施設内の維持が行いやすくなるように頑張ります。 



写真はポリ鉄添加前と後の比較になります。
見ての通り沈殿物の量が違いますが、
カルシウムイオンが凝集剤によって今までよりも除去できている結果になります。



また、現状の放流水は写真のようにきれいな状態を保っているので
今後もこの状態を維持していきます。
                    
                   維持管理センター 鎌田

| 今日の東環 | 02:31 PM | comments (x) | trackback (x) |

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