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「洗管ノズル」

今年の夏は、東環水処理に勤務して初めての夏です。
水処理施設の品質管理業務の他に、
呆れるほどヤル気旺盛な敷地内雑草の草刈りや
大雨対策などを元気に実施しています。

今回は「洗管ノズル」による業務改善を報告します。

 

当水処理施設の配管内にはカルシウムに由来するスケール(水垢)が付着します。
そして、時間が経過すると配管内径が約1/2に減少する程になります。
スケール付着のために内径が細くなり、それに伴って流送量が確保できなくなると、
スケールが付着した配管を,スケール毎、交換することで流送量を確保していました。

今回紹介するノズルはその配管交換作業を軽減する道具(作業)です。

具体的には、高圧ホースの先端に特殊なノズルを装着し、
高圧水をホース延線方向と逆に噴射することで、
ノズル(ホース)自らが配管内を進みながら配管内面の高圧水洗浄を行います。



この洗浄を定期的に行い、配管内部へのスケール付着を軽減することで、
配管交換周期を少しでも延長して材料費と人件費を軽減していきたいと考えます。

スケールの付着は配管内流量の増減や温度変化による飽和含有量の増減に依存します。
今後は洗浄を定期的に実施して、季節によるスケール(水垢)付着の傾向を確認しながら
効果的な洗浄周期を確認していくようにします。

別途、スケールの発生原因や化学的な除去方法についても研究を進めていきますが、
今回は「目に見える改善」について報告を行いました。

今後も業務改善に励みます。

                     維持管理センター 本間

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