きょうの東環

秋晴れの下、あきたこまちの稲刈りも進んでいます。
車の窓を開ければ田んぼの香りが鼻をくすぐり季節を感じ取ることができます。
杉花粉に敏感な筆者は春より断然秋が大好きです。しかし日中の過し易さの
反面、日暮れは早くなり日に日に冷え込みを増して来ています。寒暖の差は
激しさを増し体調管理に苦労している方も多いと思いますがお互い気をつけて
行きたいものです。

さて今回は管理型最終処分場が中心になっている東環、その中で埋立前の中
間処理工程について紹介してみたいと思います。

お客様の持ち込まれる搬入物は受け入れ可能な品目の範囲でまさに多種多様、
さらに多くの場合はそれらが混ざりあっています。中間処理とはそれらを選別し
木くず、廃プラ、段ボール等の紙屑、金属類などのリサイクル可能な品目を回収
し、可能ならば埋め立て具合が良好になる様にかさ張る物や細かい物、更には
安定化図る上で一緒に埋め立てて相性の悪い品目を分別する工程というのが
筆者の認識です。質の良い選別で回収の割合が大きくなれば埋め立て量は減
少し、処分場の容量には限りがあるので処分場を長持ちさせる事にもなります。





搬入物の中には稀にお客様の勘違いや手違い等で埋め立てすると危険であっ
たり環境に悪影響を与える物や処分場内から出る水を処理する工程に負荷が
掛かる物が混入している場合があります。具体的に例を挙げると消火器や発
炎筒、マッチやライターは爆発・火災の危険、悪臭を発する物、未洗浄の薬品
の容器や強酸性でしかもショートする可能性もあるバッテリー類、乾いていない
ペンキや廃油、廃棄されたストーブに灯油が残っていたりお歳暮などのサラダ
オイルセットが化粧箱ごと混入していたケースもありました。油類は水処理工程
に負荷を掛けてしまうので無論埋め立てることはできませんし重機や車等から
の油漏れにも注意し除去と中和作業を行っています。これらを展開検査によっ
て発見返却する事は自分たちの職場を守る為、環境を守る為にとても大切な役
目となっています。




文章にしてみるとなんだか難しく思えてきますが、我社では一番基本になる作業
です。筆者も毎日この作業に従事していますが確かに暑い日も寒い日も雨が降
っても雪が降っても、雷が落ちそうな時は逃げますが…屋外での作業で大変です。
しかし直接お客様を接客する立場として自分たちが会社の顔である自覚を持って
気持ちの良い仕事を心掛けていきます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広報担当　磯崎・邑上