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「鳥と枝」

近頃は朝晩の冷え込みだけでなく
日中も肌寒く感じるようになりました。

こたつから一日が動き出すことがある休日。
朝四時に目が覚めましたが夜明けまではまだ早い。
もう少し目を閉じます。

今日やりたいことを考えますが、
寝起きということで浅い想像しかできず
色々なことが浮かんでは次へと移っていきます。

一時間経った頃には、夜明け前の灰色がかった薄紫色の空になります。
この時が一日で一番ゆっくりと感じる好きな時間です。

こたつから窓の外を眺めていると低木の細長い枝に鳥がとまりました。
スズメより一回り大きい鳥。
まだ細い枝は鳥の重さを支えられないように思いました。
案の定大きくしなる細枝。
そのまま不安定になり飛び立つか、もしくは枝が折れるかと想像しましたが
絶妙なバランスで何事も無かったように鳥はそのままでいます。

自分の想像とは違ったことでその鳥のことを考えます。
「枝が折れることを心配するよりも、どんなことも対応できる自分の羽がある」
と今の自分は思いました。
それから鳥の声に立ち止まるようになり、
その姿を探す時間もゆっくりと流れます。


            ㈱セイフコ エコプラネット富士 勝俣

| blog | 09:17 AM | comments (x) | trackback (x) |

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