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「真冬のほっこり」


今年も雪の季節がやってきました。
どこのご家庭でも「雪かき」という
過酷な労働がのしかかってきて
お年寄りだけのご家庭などは、本当に大変だろうと思います。

夜などに除雪車が家の前を通ると、
寄せられた雪が車庫の入口に山盛りになって
翌朝、車を出すのが困難になったりします。

除雪車の音が聞こえると窓からその動向を見て、
除雪車が去ったと同時にわらわらと
ご近所の人たちがスコップを持って道路に出てきます。
どの家庭もご夫婦や親子で協力して家の前の雪を寄せていきます。
私はこの光景が好きで、腰が丈夫ではないのに一人前にスコップを持って
道路に飛び出し、お向かいのお父さんと話したり
父と助け合ったり邪魔したりして楽しんでいます。

以前、女所帯で一軒家に住んでいた時、
朝起きると玄関前がきれいに除雪されていることが何回かあって
不思議だったのですが、
お隣に住む、歩くのも大変そうなおじいさんが
女の人だけでは大変だろうとやってくれていました。

また、市内のアパートに住む娘が残業で疲れて仕事から帰ると
お隣のご夫婦が娘の駐車スペースまで
きれいに除雪していてくれたこともありました。
こんな寒いときの親切って、心をぽわんと暖かくしてくれて身に染みます。
心から感謝するとともに、
私ができることで精一杯お返ししたいと思いました。

雪国の人のまじめさと不器用な優しさにほっこりする思い出です。

                   事務センター 宗岡

| blog | 08:08 AM | comments (x) | trackback (x) |

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