「新芽」

朝、庭へ出ると足元に小さな丸い葉が生えています。
数日経つと、ぎざぎざの葉になりタンポポだと判ります。
植物の成長は早く、相変わらず驚かされますが
同時に少しずつ暖かくなり始めたと実感できます。

一年前、三月末に事務の石原さんからタラの芽の話を聞き
すぐに興味を持ちました。
それまでタラの芽を食べたこともなければ見たこともなく
その評判に期待が高まりました。
想像で地面から芽を出すものだと思い込んでいたため、
はじめは会話が噛み合いませんでした。
その後、木の新芽をもぐことを知りさらに興味が増します。

実物を確認すると高い木が多く手を伸ばして採れるものは限られていました。
同じ環境でも木の大きさや太さで新芽がでる時期に少し差があったので
はじめは少し小さいものを採り天ぷらにして食べてみましたが、
あまりの美味さにその日からタラの芽のことばかり考えるようになります。

「あの高い場所にある大きなものをどうやって採ろうか」
脚立があればだいたい届きますが
林の中を持って歩くには邪魔になりますし、
なによりそれで採れても面白くありません。
過程も大切です。
そこで道具を考えることにしましたが理想的なものが思い浮かばず、
職場の松井さんに相談すると「竹竿を使ってみたらどうか」と案を戴き
子供の頃に柿を取った道具を思い出します。


その日のうちに作成。
翌朝に具合を確かめると驚くほど取り易く、
軽さや採ったあと保持できること
また引っかけて手元に手繰り寄せるなど良い点が多く
これ一本で色々対応できました。
ただ早朝に竹竿を持って歩いていると、
どんなに笑顔で挨拶しても不審がられます。

あれから一年、早いものでまたこの時期が来ました。
今年はタラの芽の他にナズナを食べてみました。
葉っぱではなく花茎の柔らかい部分を天ぷらにしましたが美味しかったです。
子供の頃は音を鳴らして遊んだ草も今は酒のつまみ。
一日一日がとても貴重です。

          ㈱セイフコ エコプラネット富士 勝俣

| blog | 07:56 AM | comments (x) | trackback (x) |

 

PAGE TOP ↑