「熱中症対策義務化」


ここ数年、夏場の気温が上昇し作業中に熱中症を起こす事案も
かなり増えてきていることもあり、2025年6月1日より
職場における熱中症対策が罰則付きの義務化となります。

[義務化の主な内容]
熱中症の恐れがある労働者を早期発見し、社内で報告するための体制整備
重症化を防ぐための応急処置や医療機関への搬送など手順の作成
これら熱中症対策の関係者への周知
「見つける」→「判断する」→「対処する」

対象として、WBGT値(暑さ指数)が28度以上、
もしくは気温31度以上の環境で連続1時間以上
1日4時間以上の作業が行われる現場となっています。

弊社も以前から作業中の熱中症対策を行っていましたが、
義務化に伴いWBGT測定器を設置し、熱中症対策の手順書を作成して
従業者への教育訓練を行い周知徹底に努めました。
これから暑い日が続きますが、熱中症対策を確実におこない
体調管理に努めてゆきたいです。

                 統括センター  塚田

補足
WBGT値とは熱中症を予防することを目的として、
1954年にアメリカで提案された指標で、世界中で広く活用されています。
単位は気温と同じ摂氏(℃)ですが、その値は気温とは異なります。
熱中症の発症に関与するとされている気温、湿度、日射、気流の4要素を
総合的に評価して求められて、人が受ける暑熱環境による熱ストレスを
評価することで熱中症を予防するために用いられます。
様々な肉体作業強度ごとの熱中症リスク基準値があり、
作業環境や作業内容の設定に役立てることが出来ます。


| blog | 03:54 PM | comments (x) | trackback (x) |

 

PAGE TOP ↑