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「かわいい微生物たち」

こんにちは!東環の倍賞です。
先月、産休育休から復帰したので、また頑張っていきます。
宜しくお願い致します!!

休んでいる間に槽内への薬剤注入装置なども導入され、
より安定した操業ができている、東環の水処理施設。
以前とは違った微生物たちの姿が見られるのでは!?と、
復帰早々に微生物観察をおこないました。

結果、槽内全てにおいて、「処理が非常に良い場合に出現する」とされる
微生物が観察され、「処理が悪い場合に出現する」とされる微生物は
観察されませんでした。
観察された微生物たちは非常に活発に動いており、
その面からもより安定した処理ができているのかなと、安心することができました。
以前にも紹介しましたが、私が好きな微生物たちを少し紹介しようかと思います。

【好きな微生物1位】アスピディスカ
この微生物は、汚泥の塊の周りをくるくる回るように動く姿が非常にかわいいです。
もちろん、処理が良い場合に出現する微生物なので、
アスピディスカを見つけては「かわいいな♪処理もちゃんと進んでいるな♪」と
一人喜んでいます。


【好きな微生物2位】ボルティセラ(ツリガネムシ)
比較的有名な微生物かと思います。
中学校の理科で習うのではないでしょうか。
観察している時、ちょっと台にぶつかったりすると振動による刺激で
「ビヨンッ」と柄の部分を縮めることがあるちょっとビビリ(?)な
一面も持っています。
(本当はびっくりしているわけではなくただの反射ですが笑)
非常に処理が良い場合に出現する微生物とされており、
東環でよく観察される微生物のひとつです。


【好きな微生物第3位】コレップス
これは、とても活発な微生物で、とても早く動き回ります。
早過ぎてなかなかカメラに収めるのが難しい微生物の一つで、
きれいに撮れた写真はありませんでした(^^;
楕円形の小さい生き物が、汚泥の間をスイ~っと泳ぐ姿がかわいらしくて
気に入っています。
こちらは、処理がやや悪い状態でも見受けられるそうですが、
この施設のようにアスピディスカやボルティセラと一緒に観察される場合には、
処理は非常に良好であると判断できます。

実際に水をきれいにしているのは、これら微生物のエサとなる細菌たち
(小さすぎて顕微鏡では見えません)ではありますが、
処理が良好であるかどうかの指標として、このような微生物が挙げられます。
これからも小さな生き物たちの力を借りながら、
水質管理をおこなっていきます。

                     処理センター・水処理 倍賞

| blog | 06:56 AM | comments (x) | trackback (x) |

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