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「堤防復旧!」



梅雨があけ、長野も猛暑日が続いております。
連日の大雨で多大な被害を受けた、九州中部地方の方々には心よりお見舞い申し上げます。

今年はまだ台風があまり発生しておりませんが、長野では去年の台風19号で決壊した
千曲川の堤防復旧工事が急ピッチで進みほぼ完成しました。
今まで土堤防で桜並木のキレイだった箇所が決壊したので、今回はさらに丈夫な
コンクリート堤防に変更になりました。
今後は少し上流の川幅の狭い箇所を広げたりと、県では2度と被害の無いように
計画を立てております。

今回は堤防の完成を機に土堤防とコンクリート堤防の差を調べてみました。
土堤防は材料が手に入りやすく短工期で経費が掛からない割に「雨降って地固まる」では
ありませんが、締まっていくと強い堤防なのですが、長時間の雨や浸水では削れてたり
越水してしまうと組織が脆くなり決壊の原因にもなってしまうそうです。

コンクリート堤防は頑丈で水流の集中する箇所や弱い部分での補強にも使われることが
多いそうです。実は去年決壊した土堤防は出来たばかりの新しい箇所になります。
これは行政の判断か町の住民の判断かはわかりませんが、ハザードマップで危険箇所と
されてる以上、最初からコンクリート堤防にしておくべきだったのではと考えて
しまいます。

決壊した箇所の近くの住民は70数世帯ありましたが、現在は仮設住宅への移動や新築に
向けての準備もあり、住んでいるのはたった4世帯になります。
この地区に戻ってくるかもわからない方が沢山いるそうで、今後も地球温暖化で天候不順
が考えられるこの世の中、難しい判断に迫られそうです。
自然には勝てるとは思いませんがうまく共存できる未来を期待しつつ、環境事業に携わる
者として自分たちに出来ることを考えていきます。
がんばれ長野!

                        ㈱セイフコ エコプラネット長野 寺林

| blog | 08:35 AM | comments (x) | trackback (x) |

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