「着想」

こんにちは。エコプラネット富士の勝俣です。
今年は畑で何を育てようか考えたとき、枝豆が簡単だと
教えてもらったことを思い出し早々に準備しました。
二年目の畑、畳一枚より少し大きいくらいですが
一人分なら十分な大きさで六種類くらいは育てられます。

先日植えた枝豆の種から双葉が発芽していました。
昨年の経験から野菜は花より簡単に育つものだと思っていました。
翌朝どれくらい成長したか確認すると、すべて無くなっていて
発芽した場所には深さ3㎝くらいの穴が開いていました。

何も対策をしていなかったので、
鳥であればくちばしでつついたような穴にも見えなくはない、と
この時は思いましたが疑問が残ります。
なぜ枝豆だけ狙われるのか?

家の畑は雑草も生えていて、自分でも見分けがつかなくなることがあります。
畳一枚ほどの畑の雑草も手入れしない自分が悪いと思うかもしれませんが、
雑草と野菜が共存することでお互いどんな影響があるのか知りたく
自然農法で観察しています。

本題に戻り、鳥は上空から人が何をしているか観察しているようです。
でも、これまでこの様なことはなく、種が豆になった途端狙われるのかと
半信半疑でした。
この対策として防鳥ネットを張り、もう一度種を植えました。

数日が経ち、双葉が出たのを確認した次の日以降
また同じように少しずつ無くなっていきました。
これで鳥ではないことがわかりました。

周りを見ると地中から少し大きな穴が開いています。
モグラです。
これまでのことを町田事務センター長に話すと、
地面から離れるよう苗ポットで育ててみてはどうかと案が出て
さっそく試してみると順調に育ちました。

もう大丈夫だろうと15㎝ほどになった苗を畑へ移した次の日、
一本の苗が茎を食べられ倒れていました。
次の日にはもう一本と倒れていきます。
その横には新たに地中から穴が開いていたので
やっぱりモグラなのかと思い対策を考えますが、
一刻の猶予もないので今あるもので出来ることは何かないかと周りを見ます。
モグラは聴覚と嗅覚が発達している生き物。
同じ畑にはネギが植えてありその先端には大きなネギ坊主。
天ぷらにしたら美味しいけど、
これを利用しない手はないとモグラの穴に入れました。

数日確認、効果があったのかそれ以降モグラは現われなくなり
苗も倒れていることはなくなりました。
後日、秋田ドライバーの武田さんにこのことを話すと
モグラは農作物を食べないことを知り、
可能性としてネキリムシではないかという結末でした。

たまたま通り掛ったモグラからしてみたら、
大量のネギ坊主を詰め込まれたことで
今日の食事に有り付けなかったかもしれない、と思うと
申し訳ない気持ちになります。
モグラは12時間以上食べないでいると餓死するそうです。
生き残った枝豆の苗は大きく育ち今は小さな花を咲かせています。


                ㈱セイフコ エコプラネット富士 勝俣

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