「世界三景」

今年の秋田はまだ暑いですが、稲は首を垂れ、秋田の大地を黄金色に染め始めています。
こんにちは、処理センターの邑上(むらかみ)です。



私が秋田に移り住み、早いもので10年の歳月が過ぎようとしています。
かなり以前から気になっていたのですが、国道101号線を男鹿半島方面にゆくと
「世界三景 寒風山」
という看板が目に入ります。
大きなナマハゲ象が立ち並ぶ道の駅の少し手前の地点です。
秋田に住んでいると寒風山の存在は皆知っていて、山頂付近には背の高い植物がなく
形の良い丸坊主頭のお山で、山頂からの眺めは360度の大パノラマで素晴らしいです。

でも、日本三景を飛び越して世界三景といわれても正直ピンと来ませんでした。
なんでも、明治・大正の高名な地質学者である志賀重昂さんという方の大絶賛を受け
「世界三景とは、アメリカのグランドキャニオン、ノルウェーのフィヨルド、寒風山である。
山頂に円形なら旧火山あり、周囲一里あまり、全山輝石安山岩より成る、沿岸は日本海の
怒浪岩石を撃ち、風光の跌宕なる東北に冠絶」と志賀の著書「日本風景論」にて紹介されて
いるそうです。



私も車で登るのも自転車で登るのも大好きで、山頂からの眺めは自分の住んでいる土地を
広く一望することが出来て最高です。
自分が最高だと感じるお山が、世界に誇れる絶景なのだと胸を張れるというのはとても嬉しいです。
その景色の中に自分たちは住んでいます。
業務の上でも私生活の中でも、この素晴らしい景観を子供たちの世代にも残すべく
いま自分に出来ることをしっかり実践してゆきます。

                           処理センター 邑上

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