「レジ袋有料化の意味を考える」

こんにちは!水処理の倍賞です。
今日は、7/1から有料化になっているレジ袋の話を書こうと思います。
今回有料化の対象になるのは【プラスチック製の買い物袋】で、どうして
有料化が決まったかと言えば、

① 資源削減 ② 海洋プラスチックごみ ③ 地球温暖化問題
この3つの問題に取り組むためです。
特に②③が重要視されているかと思います。
そのため、紙袋などは対象外。また、繰り返し使えるような厚手(50µm以上)の
プラスチック袋や、生分解性プラスチック、バイオマスプラスチックを利用した素材も
対象外になるとのこと。

厚手や生分解性のものについては、イメージもしやすいかと思いますが、バイオマス
プラスチック?はて?という方も多いかと思います。
簡単に言えば、石油資源の代わりに植物を使って製造したプラスチックのことなのですが、
「植物を使うとどうして環境にやさしいの??」「あ、そうか!植物を利用しているから
自然界で分解されるのね♪」いいえ、違います。
それは生分解性プラスチックで、バイオマスの一部ではありますがちょっと考え方が
違います。
バイオマスプラスチックは、有料化の理由③に関係するもので、地球温暖化の原因と
言われるCO2(二酸化炭素)排出問題解決策の一つです。使用済みのプラスチックを
焼却または分解するとどうしてもCO2が発生します。石油原料の場合、ただただ大気中の
CO2濃度を上げることになるのです。
しかし、植物は「光合成」を行うため成長段階でCO2は吸収されます。
そのため、地球環境内でCO2は増えない!というのが、バイオマスは環境にやさしいと
いう考え方です。詳しくは、図を見てもらった方が分かりやすいかと思います(^^)



このように、何がどうなって環境に悪いのかor良いのかを考えながら、日々生活を
してみると、ただ法律に従うよりは有意義にエコに取り組んでいけるのではないかと
思います。
仕事も同じで、言われたことをただ行うのではなく、意味を考え意味を伝え、時には
改善に取り組みながら業務にあたっていきたいなと思っています。

                        処理センター・水処理 倍賞

| blog | 08:34 AM | comments (x) | trackback (x) |

 

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