「メタノール送液用ポンプの交換」



私が担当している水処理施設ではメタノールが使用されています。
メタノールは何故つかわれているのか?
簡単に説明しますと微生物の力を借りて脱窒反応する際には、
メタノールなどの電子供与体が必要です。
人間にとってのご飯に相当するものが電子供与体で、酸素に相当する
ものが硝酸イオンや亜硝酸イオンだと考えてください。

従って、いくら前段の処理でアンモニアを硝酸イオンや亜硝酸イオンに
変換させてもご飯がないと微生物の力を借りれなくなってしまうのです。

日々、施設に異常がないか確認しておりますが、メタノールの送液ポンプ
より異音がしていることに気付きました。
このまま使用していくと、いずれ故障してしまいますので、フェールセーフ
の観点から事前に交換することにしました。
まずはバックアップ用のポンプでメタノールを送液していることを確認
してから異音を発生しているポンプの交換に取り掛かりました。

初めての作業でしたので新品のポンプに交換した際に送液がされなかった
というトラブルもありましたが、取り外したポンプを分解してどの様な
構造になっているか確認して対応したところ無事に送液させることが
出来ました。
(結果としてはポンプの各部分に呼び水が必要でした。)

今後も施設に異常個所がないかどうか、毎日確実に点検してゆきます。

                      テクニカルセンター 板谷

| blog | 08:37 AM | comments (x) | trackback (x) |

 

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