「脱窒槽の改善について」

弊社では微生物の力を借りて水中に含まれている
窒素分を除去しています。

簡単に説明しますとまず初めに水中に含まれている
アンモニアを好気性の微生物によって
亜硝酸及び硝酸イオンに変換します。
次に嫌気性の微生物によって
亜硝酸及び硝酸イオンを窒素ガスとして系外に放出しています。
この反応を起こすには栄養源として
メタノールを添加する必要があります。

本題の改善した点ですが、
脱窒槽に循環ポンプがありますので、
これまでより空気の吸入口を開いて
タイマー運転により1日3回等間隔の時間で
稼働させるようにしました。
この操作によって槽内の溶存酸素が表層から深層にかけて
濃度の分布が出き縦の水流の流れが生じることになります。
(イメージとしてはお風呂の熱いお湯と水が混ざるような
感じです。)
この事により栄養源のメタノールが今までよりも
槽内に均等に拡がり、処理水量に対して
メタノールの添加量を低減することが出来ました。
今後も改善出来る点はないか考えながら
日々の業務に取り組んでいきます。


                     テクニカルセンター 板谷


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