「電子マニフェストについて」


私たち事務センターの業務において、マニフェストの処理は重要な
業務です。その中で今回は電子マニフェストについて触れてみたいと
思います。

電子マニフェスト制度とは、マニフェスト情報を電子化し、排出事業者、
収集運搬業者、処分業者の3者が情報処理センター(JWNET)を
介しインターネット上でやり取りする仕組みです。
電子マニフェストの導入は排出事業者(廃棄物を出す会社)には多くの
メリットがあります。
事務手続きの手間が大幅に減ること、紙のマニフェストではありがちな
記入漏れなどが無くなり、法令の順守の面で確実になります。
また、行政へのマニフェスト報告が不要になります。

私たち処分業者にもメリットはあるのですが、紙のマニフェストと
電子マニフェストが混在している現状ではかえって業務が煩雑になる
というデメリットもあります。それが導入を遅らせている原因と言われ
ています。
また、電子マニフェストにも様々なケースがあり、特に大企業では
手続きを代行しておこなう業者を介するケースや、自社システムを介し
てJWNET(情報処理センター)に接続するケースもあり廃棄物を
実際に出す部署とマニフェストの管理をする部署が全く別になる場合は
実情をご理解いただくのが難しいことがあります。
決して電子マニフェストを否定しているわけではありません。
100%電子マニフェストとなる日が来れば、これほど理想的なことはない
と思います。ペーパーレスで資源節約にもつながり、マニフェストの
郵送などの事務手続きが不要になり、法令の遵守、データを即時共有
できるなど良いことだらけです。
今は電子マニフェスト導入でマニフェストの報告のみが不要ですが、
いずれは処分業者や運搬業者の実績報告だって不要になるのではないで
しょうか?(あくまでも私の妄想です)

理想的な導入・運用までは道のりが遠いようですけれど、そんな日が
来たら素晴らしいですね。

                   事務センター 佐藤(ル)

| blog | 08:42 AM | comments (x) | trackback (x) |

 

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